2020-01-01から1年間の記事一覧

初夏

やって来たsummer time ツバメもやって来た ツツジも蕾をつけた 菜の花はもう終わり 初夏の匂いがする 時々 冬が戻るけど summer time 時差が縮まる 見えないところで 夏が近づく www.youtube.com

70's

押入れの中で見つけた 野暮ったくて黒いラジカセ それで色んな落語を聴いた まだラジオなんて知らなかった頃の私 でたらめに色んなスイッチをいじって見つけたラジオはまるで魔法 時代もジャンルも関係なく 音楽や言葉が飛び交う 時代はもはやデジタルで エ…

卒園式

この時期はいつもはらはら 急に寒くなったり 雪になったり 初めての日は親がはらはら 慣れるかな 泣いてないかな 嫌がらないかな いじめられないかな 嫌な先生いないかな 社会に出る第一歩 たくさんの 自分と違う人と会う 第一歩 人間関係は大人でも難しい …

Happy St. Patrick Day

彼岸の入りに 緑のつくものを探している ビールに入れたいミントシロップ 売ってない 抹茶パウダー 見当たらない 隣の大きな街まで行きたくない 小松菜サワー まだ勇気が出ない パクチーは 色がつくほど入れたくない Happy St. Patrick Day よもぎのことはす…

White White Day

眼鏡屋が言うには 雪になるのはどうせ群馬 それを笑いながら 寒の戻りにお出かけ ビリー=アイリッシュ気取りで遊ぶ Queen の曲にノリながら はしゃいだ後で電車に乗れば 春を打ち消す 雪 雪 雪 春にはまだ早い 雪 雪 雪 White White Day We are We are snow…

境目

男って何 女って何 男は女に 女は男に 勝手な理想を押し付ける 淑女がいいと言いながら 都合のいいセクシーさを求める (もっと俺を頂点へ!) 紳士がいいと言いながら 貞淑さを奪ってくれる目配せを待ってる (私の体は素敵だと言って!) 一雨ごとに冬と春…

雨は景色を変える 昨日までビビットだった色が急にくすむ 雨は景色を変える あんなにくすんでいた景色が 雨上がりにキラキラとして まるで知らない世界にいたみたいになる 雨の中にいる時は自分だけしかこの世にいないみたい 急に話しかけられると驚くくらい…

ほうこう

方向を見失って走る人々 米離れをメディアは煽っていたはず 米が買い占められてる謎 早く春が来ないかなと言っていたのに 彷徨の末 春の芳香に気付かず 何かが吠えている これはおかしいと吠えている それでも人は走るのを止められない 右へ行くべき 左へ行…

光が欲しいの 月の光をここに留めておきたい 暗闇の中の 切り取られた灯 全てを照らさなくていい 翼の切っ先 口づけの前の揺れるまつ毛 ため息の中の花びら 光が欲しいの 全てを照らさなくていい 影絵の中で暮らしていたいから www.youtube.com

帰還

かぐや姫が月に帰るには 特別な香と煙が必要 地球に戻る方法は判らないけれど きっと手紙も書いたわ 歌も詠んだわ 太古の生物が帰るには 誰かの祈りと煙が必要 今はちょっと窮屈 でも きっと恋もしたわ キスもしたはず www.youtube.com www.youtube.com

河津桜

まだ風は冷たい 水面を泳ぐような花びらに シャッターを切る 見知らぬ娘が 花につられてやってくる そこに年齢差はない 水面をキャンバスのようにして 花が咲く 私たちは鳥のように誘われる まだ風の冷たい一日 www.youtube.com

女主人

一年前 彼女はただの司会者だった 一年前 彼女はただの歌の上手い司会者だった 今や彼女は立派な女主人 この会場は彼女のもの 一年の間に私も色々あった でもそれは突然には訪れない 私の傍らで新入社員が 上達したり上手くいかなかったりを繰り返している …

ひょうたんからライト

瓢箪に入れ墨を彫り 灯りを入れて浮かび上がらせる 摩訶不思議な世界 作家はまるで呪術師のよう そんな瓢箪はたいそうお高く 高嶺の花 良いものだとわかっていても 指をくわえて見ているだけ 神様の住まう町 鳥居の近くの小さな店のショーケース 憧れが小さ…

Song

思い出そう その人の好きだったもの 思い出そう その人が愛したものを 悲しんでる自分に酔いしれてないで 謳おう 様々なことを思い出しながら 立ち上がろう 謳おう 旗を振るように 歌を掲げて www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com *いくつか公…

新年快乐

誰かの幸せを願って恭喜恭喜 自分にいいことないかなあって思いながら新年好 家族が笑顔でいられたらいい全家平安 友達との交流が途絶えることないことを祈って万事如意 どんな国に生まれても どんな文化で育っても それは変わらない 心想事成 そう思いなが…

ボンネットの上の月面

まるで月面みたい キンと冷えた朝のボンネット 人々は無口で しん、としていて まるで月面みたい 空だけが恋人 昔 あの美しい結晶をどうにかして 眺めようと苦労した どうにかして撮影しようと 苦労した ボンネットの上にしっかりこびりついて 触っても崩れ…

風が強く吹いた後の 神社は雪のように 枯葉がフカフカに積み上がる 猫は音を確かめるように歩く 自然を描く時 その方がらしいと思って なんでもランダムに描いてみる 風はいたずら好きで こちらの思いを覆すように 葉で縞々模様を作る 猫は縞々模様の上から …

メイク

ハヌカにはハヌカの装いを クリスマスには天使かサンタに 年末年始は門松に それは嘘だけど 晴れ着を着るのは確か いつでもその日の気分を装っている ありのまま? そんなの誰に判るの? 鏡は装っている私しか知らない 顔はカンバス 心に思うことを 描いたり…